今回、春の信越・妙高高原・池の平に触れる目的で(具体的にはフキノトウ・各種山菜目当てに) 4/18 にクリスチャン村にやって来ました。 3月にスキーに来た時に風呂ボイラーの空焚きをしてしまった後の復旧に関連した給湯設備と、トイレの排水で発生したトラブルとその対策をお伝えしておきたいと思います(2021-05-05 村上N)。
- 給湯設備について: 私の山荘では風呂の給湯に石油ボイラー、台所の給湯に LPガス瞬間湯沸かし器を使用しています。 風呂のボイラーは自動給湯はついていませんが追い焚きが出来るタイプで、シャワーとカランでの給湯は混合水栓で切り替えます。 先ず、冬にボイラーを使用する時に給水栓が凍結していたのをうっかりして運転した為に空焚きをしてしまい、安全装置が働いて使用不可になりました。 ボイラーそのものにダメージはなかったのでよかったのですが、復旧作業を通じて「この追い焚き付きタイプのボイラーは凍結防止の水抜き操作が煩雑になりトラブルを起こし易い」という事、給湯のみのボイラーの方が構造が単純で水抜き操作も簡単だという事、また使用する上で必ずしも「追い焚きタイプである必要はない」という事が判ってきました。 詳細を説明すると長くなりますので簡単にまとめると、「ボイラーは『給湯専用タイプ』の方が別荘地には向いている」という事になります。 理由は ① 構造がシンプルで水抜き操作も容易(前述)、② 少ない人数で時々使うには「追い焚きがなくてもよい(お湯がヌルくなったら熱めのお湯を追加すればよい → 水はいくら使っても料金はかからず、追い焚きするのも給湯するのも燃料費はそんなに変わらない)」、③ 給湯器の価格自体が安い、という事が挙げられます。 また、給水の容量を考慮すれば風呂・台所・洗面用にセントラル給湯にする事も可能でしょう。 ボイラーには耐用年数がありますので更新のタイミングには「使用状況・目的に合ったボイラーの検討」をお勧めします →「石油給湯器 種類 寒冷地用」といったキーワードでネット検索すると情報が得られます。
- トイレ排水について: だいぶ以前(おそらく40年以上前)に汲取式から水洗式に変更して以来、特に大きな問題なく使えていたのですが、今回ついに排水管の詰まりが発生しました。 浄化槽の前に設置されている「コンクリート枡」が長年の使用で強度が劣化して詰まってしまい(木の根がはびこったのも一因ではないかと推測しています)、排水が浄化槽に流れずに配管の途中で目詰まりを起こした結果、トイレの水が少しずつしか流れなくなってしまいました。 対策は「建物から浄化槽につながっている配管(地下数十センチに埋設)を掘り出して、排水桝を新しい塩ビ製に交換しパイプも新しくする」という次第になりました。 朝から夕方までほぼ丸一日かかって、作業をお願いした郷戸さんが(連休中にも関わらず)「夢色のなを」の皆見さんと一緒に、実に見事な手順・技術で対策を施して下さいました。 浄化槽の方は定期メンテで状態が保たれますが、浄化槽に入るまでの排水系まではカバーされません。 排水管が詰まってしまうと処理が大変になるので、詰まってしまう前に可能ならば排水系の状態を確認しておくことをお勧めします(「オスイ」と書かれた排水桝があればそれをチェックする)。 今回のトラブルで浄化槽の情報や配水管がどうなっているかを再認識する事ができましたので、今後このような情報も共有していければと思い投稿させて頂きました。
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Last Updated on 2021/5/6 by ica-pray2-wp