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NHK Eテレ「こころの時代」で放送された、小友聡牧師(池の平クリスチャン村付牧師と若松英輔氏(批評家・随筆家 「旧約聖書『コヘレトの言葉』をめぐる対話」が、NHK 出版から出版されました。 

番組は 2021年10月から 2022年3月にかけて、第1回から第6回まで各月ごとに再放送されました。

「コヘレトの言葉」については、既に「こころの時代」の本放送(2020年4月〜2021年3月)向けの解説書として小友牧師が書かれた「それでも生きる: 旧約聖書『コヘレトの言葉』(NHK シリーズ)」が出版されていますが、今回の「すべてには時がある」は放送された対談の内容が出版化されたものです。 「それでも生きる」では 各6回の対談のメインテーマについて解説されていますが、「すべてには時がある」は、番組での小友牧師と若松英輔氏(批評家・随筆家:東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授)の対談記録であり、現代の社会情勢や新型コロナの渦中にあって「コヘレトの言葉」の意味について様々な角度からリアルタイムに語られています。 小友牧師は更に詳しい解説書である「VTJ 旧約聖書注釈:『コヘレト書』」や「コヘレトの言葉を読もう」(いずれも日本キリスト教団出版局)も上梓されています(村上N: 2021/4/12)。 

2021年7月25日付の朝日新聞夕刊に掲載された、土門拳の写真集「筑豊のこどもたち」(築地書館 1960年刊行)に関する記事の中で、池の平クリスチャン村会員の船戸良隆牧師の活動が紹介されています。 

山形県酒田市の土門拳記念館で 7月11日まで開催された特別展では、日本を代表する写真家・土門拳の代表作である「筑豊のこどもたち」の写真が多数展示され、朝日新聞の「時代の栞」欄で作品にまつわる土門さんの活動や現地での撮影と出版にかける情熱が紹介されています。 この記事では筑豊や三井三池炭鉱のような「国の合理化計画の犠牲になった負の歴史を証拠として記録した意義」が語られていますが、その中に当時東京神学大の学生だった日本キリスト教団勝沼教会の船戸良隆牧師が、パンを送る募金活動を始めた時に「写真集のページをバラして戸板に貼って展示した事で多くの募金が集まった」というエピソードが紹介されています。 船戸牧師はその後「筑豊の子供を守る会」を結成され、その後に続く多くの援助活動のさきがけとしての役割を果たされました。(村上N: 2021/8/16)

土門拳記念館「筑豊のこどもたち」紹介: http://www.domonken-kinenkan.jp/domonken/tukubou/ 

筑豊関連記事「忘れてはならない場所 筑豊」犬養光博(2015年4月18,25日 東京新聞): http://mmdesign-jpn.la.coocan.jp/shoko/chikuho.htm

なお、舩戸良隆牧師は「伝道者としてアジアの子供の教育への尽力」に対し、日本キリスト教文化協会によって 2020年の「キリスト教功労者」に選ばれました。:(2020年10月26日 キリスト新聞):http://www.kirishin.com/2020/10/26/45860/

池の平クリスチャン村付牧師の小友聡牧師が、 NHK Eテレ「こころの時代」で、旧約聖書「コヘレトの言葉」について語っておられます。

クリスチャン村の村付牧師である小友聡牧師(東京神学大学・教授、日本基督教団中村町牧師)は、旧約聖書の「コヘレトの言葉」を研究されて「コヘレト書」や「コヘレトの言葉を読もう」等の著作を上梓されています。 その内容が 2020年4月から NHK Eテレの「心の時代」で「それでも生きる〜コヘレトの言葉」として6回のシリーズで放映されました(「一切は空である」で始まる「コヘレトの言葉」は、聖書の中にありながら、一見虚無的な印象を与える。この謎の書が現代に伝えるメッセージを読み解くシリーズ: NHK こころの時代〜宗教・人生〜 エピソードより)。 もともと 2020年4月から 10月までの予定でしたが、新型コロナの影響で放映が中断されて 2021年1月に 第4回「幸せはどこにあるか」から再開し、3月21日に第6回「それでも種をまく」が放映されました。 シリーズを通して「コヘレトの言葉には、現代の激動の時代に生きて様々な問題に直面している人間に、そのあり方を見直して、生き続ける事の意味・大切さを伝えるメッセージが込められている」という事が語られています。 現時点では NHKオンデマンドでは配信されていませんが、NHK出版で内容が紹介されています(村上N: 2021/4/12)。 

池の平クリスチャン村は 2023年に創立60周年を迎えます。 

1965年4月23日付の新潟日報では発足2年後当時の村づくりの状況が紹介されており、池の平クリスチャン村創設のユニークな取り組みには大きな注目が注がれていました。

創立30周年を迎えた 1993年には池の平クリスチャン村で開催された討論集会の様子が、村の成り立ちや概要と共に朝日新聞・新潟版で紹介されています。 

美しい自然の中で会員が心身の静養と親睦を深める場としての池の平クリスチャン村が、創立の趣旨に沿って発展し次の世代にどう引き継いで行くかという課題が注目されています。